日常記録 韓国で2つ目の銀行口座開設
私は、交換留学の時にウリ銀行の口座を作っていたこと、口座を分けて使うより一つに統一して使う方が管理も楽で便利なことなどを理由に、高麗大学入学時にハナ銀行の口座を作りませんでした。(韓国の大学では、大学ごとに指定の銀行があり、入学時に口座を作り学生証と一体型のチェックカードを発行する場合が多いです!)
ですが、パートナシップの活動でハナ銀行の口座が必要になり、最終学期になってハナ銀行の口座を開設することに。
4年ぶり、2度目の銀行口座開設エピソードです。
1度目の挑戦
お家の近くにハナ銀行の支店(誠心女大駅)があり、高麗大学支店より近かったのでそちらを訪問。
~入店~
👩🏻💼「ご用件は?」
🧸「口座を開設しようと思ってます」
👩🏻💼「口座ですか?口座開設はアプリをダウンロードしていただければできますよ!わざわざ窓口でやらなくていいです」
🧸「あ…そうなんですね、分かりましたありがとうございます」
~退場~
*滞在時間:1分
お家に帰り、アプリをダウンロードして口座開設のページに進むと…
”内国人(韓国人)のみ利用可能なサービスです”
外国人あるある、インターネット上でできない手続きが多い^^
2度目の挑戦
ということで再度銀行を訪問。
~入店~
👩🏻💼「ご用件は?」
🧸「アプリで口座開設が可能だと仰ってたんですけど、外国人は開設できないって出ちゃって」
👩🏻💼「あ~外国人だったんですね、そしたら00番の窓口へどうぞ」
~窓口着席~
🧸「口座を開設したいんですけど、外国人なのでアプリだとできなくて」
👩🏻💼「身分証見せてください(確認中)住所はこの住所であってますか?」
🧸「あ、住所変更をオンラインで申請したのでそこには反映されてなくて。今の住所はそこじゃないです、すぐそこなので近いんですけど」
👩🏻💼「あ~…ここの住所を基準に口座を作るので現住所と違うと作れないんだけど…」
🧸「でも申請はしてあるので記録としては現住所になってます」
👩🏻💼「そうじゃなくて、身分証の住所基準で口座を作るので…事務所にいってスティッカー貼ってきてください」
🧸「…分かりましたありがとうございます」
~退場~
2度目の挑戦も失敗に終わりました。
外国人登録証は裏面に現住所の表記があります。私は引っ越した際にインターネット上で住所変更を申請したのですが、変更後の住所が登録証には書かれておらず、出入国事務所に行って新しい住所のシールを貼ってもらわなければならないとのこと。
ただ、出入国事務所は鐘路の方にあって、オフィスアワーが決まっており平日のみ運営しているので、授業や他の活動のために時間を出すのが厳しい状況でした。
今度授業が休講になることがあったらその時行こう…と決め、ここで一度口座開設は断念。
その後、ビザ延長など他の手続きで出入国事務所に行く機会があり、ようやく現住所のシールをゲット!時間を作り、銀行を再訪問しました。今度こそ…!
3度目の挑戦
~入店~
👩🏻💼「ご用件は?」
🧸「口座を作りに来たんですけど、外国人なので窓口でじゃないと開設できなくて」
👩🏻💼「身分証と学生証見せてください~」
🧸「(学生証も…?)はい」
👩🏻💼「あ~…ここの学生じゃないんですね」
🧸「はい」
👩🏻💼「そしたら大学の支店で開設しないとです」
🧸「普通の口座でいいんです、学生証と一体型じゃなくて大丈夫です」
👩🏻💼「でも高麗大学の学生はそっちの支店でじゃないと作れないんですよ」
🧸「…そうなんですね、分かりましたありがとうございます」
~退場~
なんだか納得いかないけれど、そうだと言うなら仕方ない。その代わり、次こそ絶対に新しい口座を手にして銀行を出るぞ!と意気込み、日を改めて大学の銀行で開設することに。
4度目の挑戦
~入店~
👩🏻💼「ご用件は?」
🧸「口座を作りに来ました」
👩🏻💼「用途は何ですか?」
🧸「用途ですか…?」
👩🏻💼「一般口座でよろしいですか?」
🧸「あ、はいそうです」
👩🏻💼「在学証明書と身分証見せてください」
🧸「在学証明書…ですか」
👩🏻💼「はい」
🧸「そしたら今ないのですぐ発行してきます」
~校内で在学証明書発行~
🧸「持ってきました」
👩🏻💼「そしたらそれと身分証見せてください」
🧸「はい!(ついに開設できるぞ)」
👩🏻💼「あ…外国人の学生なんですね。そしたらパスポートもありますか?」
🧸「パスポートですか?…ないです」
👩🏻💼「外国人の学生はパスポートも必要なんですよ」
🧸「…在学証明書とパスポートと登録証の他に必要なものってありますか?」
👩🏻💼「その3つで大丈夫です!」
🧸「分かりました、ありがとうございます」
~退場~
ただ作ってくれたらだめですか…?🥹と心の中で涙ぐみつつ…
後の予定の関係でパスポートをお家まで取りに帰る時間が無かったため、翌日オープンランをすることに。
5度目の挑戦
午前8時半。さすがに5度目の正直だよね?必要書類も確認したしもうこれ以上必要なものないよね?と自分に言い聞かせながら銀行に向かいました。
~(両手に在学証明書、パスポート、身分証をかかえて)入店~
👩🏻💼「ご用件は?」
🧸「口座開設しに来ました」
👩🏻💼「00番窓口へどうぞ~」
~窓口着席~
🧸「(書類提出)(どや)」
👩🏻💼「外国人ですか?」
🧸「はい」
👩🏻💼「あ~そしたら別で書類を作成しなきゃいけないので後ろで書いてきてください」
🧸「あ、はい」
~書類作成~
👩🏻💼「(確認中)ここの番号も書いてください」
🧸「何の番号ですか?」
👩🏻💼「韓国だと住民番号があるじゃないですか、そういうのです」
🧸「(マイナンバーのこと?)ないです」
👩🏻💼「ないんですか?」
🧸「ないです」
👩🏻💼「え、日本には住民番号ないんですか?!」
🧸「はい…ないです」
👩🏻💼「今までここに来た日本人はみんな書いてた気がしたけど…そしたらそこはあけておいてください」
~書類確認、パスワード設定等々~
👩🏻💼「そしたらこれで口座開設できました」
🧸「ありがとうございます…!!!!(歓喜)」
~退場~
長い長い戦いについに終止符を打ちました。韓国で2つ目の口座、無事に開設です!!
まとめ
実は、"모임통장"(グループ口座)の照会のために開設したハナ銀行の口座。口座照会のために口座を1つ開設するのも一苦労です(笑)
こちらのグループ口座自体、たくさん調べた結果ハナ銀行のサービスは外国人も利用できるということでハナ銀行を選択。便利なサービスですが、銀行によっては外国人は利用できなかったり照会できなかったりする場合も多く、利用する際はよく調査する必要があります。
また、振り返ってみて思うのが、2度目の挑戦で失敗した時点で、”最終的に必要な書類”を全て確認するべきだったということ!(気付くのが遅すぎた)銀行に行くたびに新しい条件が追加されていったので、銀行口座に限らず、韓国でもしも何かを申請する機会があったら絶対に最初に確認するべきです。じゃないと、後から「これはこう」「これが必要」「外国人はできない」というのがどんどん出てきます!(自戒)
こういう時に、「外国人として生きるのって簡単じゃないな~」と感じます。久しぶりに”外国人としての苦労”を経験した出来事でした。
日々成長です😤💪🏻